水のおはなし
水の惑星 地球
地表の7割が水でおおわれた水の惑星、地球。40億年もの昔から、地球上には様々な生命が誕生し、水は自然の循環を経てあらゆる生き物の命を育んできました。そんな地球の水はほとんどが海水であり、私達が直接利用できる水は、その総量約13.5億立方キロメートルのうち10万立方キロメートルと、わずか0.01%に過ぎません。
そう考えると、おいしい水は気の遠くなるような奇跡が重なって私たちののどを潤してくれる、まさに「地球の恵み」といえます。
地球の中でも、私たちの住む日本は良質な水に恵まれた国ですが、実は水の一大輸入国であることをご存知でしょうか。日本が大量に輸入している、農産物や畜産物を育てるために使われる水は「仮想水」と呼ばれています。食の最大輸入国である日本は、その「仮想水」を含め、水の最大輸入国でもあると考えられているのです。かけがえのない貴重な資源である「水」、だからこそメイスイは自然環境を大切に考えています。
水の国 日本
山から海まで距離の非常に短いこの国土で、これだけ豊富に良質の水に恵まれている理由は、言うまでもなく雨のおかげです。遠くインドからベルトのように連なってのびてくる雲の列。地球規模での水の循環が、ここ日本では沢山の雨となって降りそそいでいます。表層水とよばれる川や池、湖の水が豊富に使えるのが日本の水の特徴です。良質の水の源は雨です。
農村の風景を思い出してみてください。里山のふもとに広がる集落から田んぼにいたる道のりに必ず水があります。そしてそのせせらぎの上流には必ずお社があって水源を守っています。森を守ることは水を守ることにつながります。鎮守の森はその村の「水を守る」森でもあったのです。水と密接に関係のあった私たちの原風景から、あらためて日本の水のすばらしさがわかります。
残念なことに川や池などの表層水は地下水に比べると「汚れやすい」のも事実です。浄水器の役割は人間の営みから生成された物質、自然界の水にはふくまれていなかった有機塩素化合物や農薬などを取除き、もとの日本のおいしい水にもどすことです。
日本の食文化
日本独自の食文化の発展は、
恵まれた自然の良質な軟水に支えられてきました。
たとえばお茶。
軟水は緑茶の旨み、甘み、香りを抽出する力が高く、風味を生かすことができます。お茶だけでなくお吸い物や白いご飯、日本の食のすべてが、この軟水と深い関わりをもっています。
雨が多く良質な軟水に恵まれた日本はまさに「水の国」。
その良質の水をゴクゴクと飲むおいしさを実現するために、メイスイの浄水器はもともとあるミネラル分をそのまま残して、水をみがきます。
私達が生まれ育った日本の、まろやかでおいしい水を飲んでほしい。
それがメイスイの願いです。
水と緑と
地球のすべての生命を支えている水。森は水に育まれ、水は森により守られます。日本の国土の6割以上をしめる森林はまさしく水の貯蔵庫でもあります。
人の生活との境界線にかつて豊かに広がっていた「里山」も近年かなり荒廃がすすみました。メイスイでは、使用済み活性炭をリサイクルした植木鉢「いきいきポット」に加え、植林の際に活性炭を活用して「里山を再生する」取り組みを滋賀県の「めいすいの里山」ではじめています。
水をみがき、美しいまま自然へ戻すこと。その道のりをたどるうちに、緑との出会いがありました。水は緑を育て、緑はきれいな水を育みます。
「自然の水」をおいしく届けることに取り組んできたからこそ、「めいすいの里山」に戻ってきました。